3流食道楽 |
■ | 2002/10/31 たいめいけん@日本橋 |
ここんとこすっかりご無沙汰のコーナーでございますが 約2年ちょいぶりに更新でもしてみようかと思いまして。 おそらくご存知たいめいけんでございます。 創業昭和6年、洋食の老舗でございます。 1Fが食堂的なたたずまい、2Fは古き良き洋食屋のたたずまいで 同じ料理でも2Fの方が値段もグレードもちょっぴり、いや、結構リッチになります。 1F限定というもの一部あり、ラーメンもそのひとつですね。 「またラーメンかよっ」って突っ込まれそうですが ノンノン、本日はオムライスでございます。 たいめいけんにデリシャスなメニューは数あれど、 その看板メニューの代表が「たんぽぽオムライス」です。 伊丹十三監督「たんぽぽ」の撮影現場として使われたことから登場したこのメニュー、 色鮮やかなチキンライスの上に光り輝くプレーンオムレツ。 そのオムレツにナイフですっと切れ目を入れてさっくり開くと まるでタンポポの花が咲いたようにふんわりとろけるオムレツの出来上がり。 この、自分で切って開く、というのがまたなんとも言えない演出ですね。 見とれてうっとりしてると冷めちゃうのでさっさといただく。 ひと口、言葉なんていらないよねって感じで。 まさに花が咲いたように世の中笑顔です。 まずチキンライスが美味い。 ケチャップが強すぎない程度に味をまとめつつ、 ころっころのチキンとマッシュルームとたまねぎというオーソドックスな具。 この変に奇をてらっていないオーソドックスさがいいですね。 さすが老舗、これだけで充分満足なお味。 そしてふわふわの卵がまた、もう、なんっつうか。 バターと卵、味付けは少々、そんだけ。 それだけがまた美味いのですよまったくもー。 毎度思うけどなんか特別なモノ入れてんじゃないか?ってくらいに 何かが違う気がするんですけどねーシンプルそのもの。 で、チキンライスに使われてるものとおそらく同じと思われるケチャップ。 マイルドなイメージのオムライスにトマトの酸味の強い味がアクセントになってます。 ケチャップ美味いっすね、ホント。 結構ハンパないボリュームなんですがこの酸味のおかげか気が付くと完食。 バターとケチャップ、あとは職人の腕って感じのシンプルオムライス。 こういうの幸せって言うんですねきっと。 たいめいけん@日本橋、 今回の「これ食べてりゃ世の中平和だろう」な店に決定!! |
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