詩の世界 夢が夢なら |
■ | データ |
■ | 詩の世界 |
■ | データ | ||
|
■ | 詩の世界 |
【小沢】詩の世界。 今回のお題は「夢が夢なら」です。 「夢が夢なら」は”レヴュー96”ツアーの中で 「ダイアモンド組曲」として歌われたもので、 季節とともに移り変わる生活を描いた作品です。 懐かしさを感じさせるメロディーとともに ムード満点のホーンアレンジによって 名曲と呼ぶにふさわしいものに仕上がっています。 みなとによる解釈 恋愛。 人が出会い、共にすごし、またそれぞれの道を歩んでいく。 私たちのまわりにもある、出会いと別れ。 それを季節と気持ちの移り変わりを その時々の描写を使って見事に表現している。 それは偶然なのか狙いなのか、 一見回りくどい表現が異常なほどすっと心に入ってくる。 くすぐったくもあり、涙が出そうなほどせつなくもある。 なぜこんな詩が書けるのかと感心してしまいます。 恋愛。 恋愛ってなんでしょう?。 ”恋している”と”愛している”がくっついて恋愛。 「恋は終わっても愛している」 よくある話です。 新しい恋が始まっても、その人を忘れられない。 よくある話です。 でも、この詩の”僕”は愛している人と別れ、 新しい恋を始め、 お互いの道を選んで生きていく。 「あいさつ」が交わせる素敵な二人です。 私も”そこ”の部分に一番惹かれました。 私は友達や家族など、とても好きです。 たぶん「愛している」のだと思います。 「恋」もします。 そして、たとえ恋が終わってもその人のことは好きです。 よっぽどの事がない限りはね(笑)。 今でもみんな友達です。 街を恋人と歩いてるときに出会っても「あいさつ」が交わせる・・・いい友達です。 話を戻します。 ただ、一つだけ気になる部分があります。 たぶんこの詩の中で最も重要な意味を持っている *「夢が夢ならそれでもかまわない」 という一行です。 なぜ”夢”が”夢”でもかまわないのでしょう? 前作のキーワード”大人”とシンクロしている部分かもしれません。 ”夢”とは二人ですごした(すごしている)日々のこと? 恋自体? そしてその”夢”が”夢”であることの可能性を 示唆する部分がより文学的な深さを感じさせています。 「夢が夢なら」の魅力。 それは小沢君の詩の世界に感じる魅力そのものかもしれません。 注:ここで書かれている物はみなとの持つ、小沢健二の詩に対する一つの見方です。 別に他意はありません(笑) *「」夢が夢なら 作詞:小沢健二 |
★ | 戻る |